[earth-marathon-blog:00357] 最高の夜

            2月14日　6時15分（船内時間2月13日　10時15分）35　49Ｎ　161　28Ｗ
南の風15ノット　天気くもり時々小雨　波1メートル　進路100度　デイラン93.8マイル

いや〜昨日の夜は最高でした。今までの夜の中で最高の夜でした。

なかなか進まずへこんでいた僕たちをしっかり休ませそして進ませる夜でした。

まず「波」がありません。静かで凪・・・。じゃ、風が無い？いやいやそよ風がずっと止まずに吹いていました。それなら進路は？僕たちの行きたいところへちゃんと向いています。パンチングもなく、船内にはさらさらと流れる水の音だけでした。しっかリ進むとこころも和む、心が和むとよく眠れる。よく眠れるとワッチも楽しい！

ふたりでオーディオを引っ張りだし、「青春年鑑60年代総集編」を聞きながらあれやこれやと話をしました。セレクト曲のなかでも「好きさ好きさ好きさ」ザ・カーナビーズがすごいな〜ロックや！と盛り上がり、坂本九さんはやっぱりすごいな〜と関心しました。60年代のヒットソングなら寛平さんと僕はぎりぎり話ができるのです。

そして朝・・・・・・・ひさしぶりに遊びに来てくれました「イルカ」

ほんとうにイルカはかわいいですね。これは人間の勝手な思い込みでたぶんイルカもわかってくれている・・というのは、人間の勝手な思い込になんですが・・・・・・・。
でも、そう思ってしまう「人間」と「イルカ」の相性はきっとはなり知れない何かがあるのだろう。サルの赤ちゃんにクモのシルエットをいきなり見せるとギャーと逃げるのです。これはＤＮＡのかなにしこまれている「敵」「いやなもの」だから・・・。
イルカをみて掛け値なしに「かわいいやっちゃな〜」と思うのは、やはりなにかあるんだと思います。

石垣島の安永さん！これ何イルカですか？1メートルぐらいで小型です。
バンドウイルカでしたっけ？そう安永さんとは元サンシャイン水族館の館長さんで今石垣島に移り住んでいます。僕は、よしもとおもしろ水族館の「館長」という肩書きもある「船長」なのです。安永さんとはお金をかけず、だれもやれていない！生き物の本当の楽しさを伝える、最高に楽しい水族館を作りましょう！といつも夢を語っているよき先輩です。そして見送りにきてくれたさかなくんも大切な海のなかまです。
いつかは作るぞほんとうに楽しい水族館！

もう一時間以上もイルカは、エオラスからはなれずに遊んでいます。
ひとつ初体験！！！
このブログを打っていると、船内でイルカのピーピーという甲高い鳴き声がずっと聞こえているのです。船から「遊んでるか〜シャチこわないか〜（船底にシャチの絵が鯨よけで描いてあるので）」と呼びかけながらブログ打っています。
船の中でイルカの声を聞いたのは初体験でした。

この先には大きな気圧の谷がたちはだかっています。到着は遅れても無理はしません。
この貴重な海をふたりたっぷり楽しみます。つらいことも多いですが（笑）

イルカを見て
寛平「わーわー！すごいな！」
比企「カンペイさん！イルカを見てひとことください！」とビデオカメラを向けると
寛平「城みちる思い出したわぁ〜　イルカに乗った少年！」
比企「なんでそっちにいきますの〜」
寛平「どないしてんのかな〜ブログ見てたら、返事頂戴！」
比企「寛平さん城みちるさん知ってますの・・・」
寛平「知ってるよ〜ボケてたけど、うけて無かったわぁ〜」

他人のボケにはきびしい寛平さんでした。（すいません。城さん！）
   
Taken in: (show map)
Taken on: February 14, 2009
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